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消息絶って3週間 京都・南丹市の男児、遺体で発見

3週間にわたる捜索の末、小さな命が失われたことが確認された。京都府南丹市の安達結希さん(11)が消息を絶ったのは3月23日のこと。警察や消防団がのべ1400人体制で林道や周辺を捜し続けたが、13日になって発見された遺体は、家族が待ち望んでいた姿ではなかった。
14日午後、府警本部に集まった報道陣に対し、捜査1課の塚本弘樹次席が身元を確認したと伝えた。死亡推定は3月下旬。死因については今のところ特定に至っていないという。言葉の端々に慎重さがにじむ説明を聞きながら、記者室の空気もどこか重苦しく沈んだ。
「元気で帰ってくるのを、ずっと願っていたから……」。安達さんの自宅近くに住む80代の女性は、絞り出すようにそう話した。祖母と手をつないで散歩する姿をよく見かけたという。人なつっこくて、かわいい子だった。その言葉が、残された時間の残酷さを際立たせる。
現場の林道付近には、規制線が張られたままになっている。供えられた花束や菓子が風に少し揺れていた。大阪から訪れたという男性は、寂しそうな表情で「無事に見つかってほしかった」とポツリとつぶやいた。誰かが何かをしたのか、それとも――。問いは宙に浮いたまま、答えはまだどこにもない。
安達さんが通っていた市立園部小の同級生の親だという30代女性も、ショックを隠せない様子だった。ただ早く、真相がわかってほしい。そう願う声は、この町に住む多くの人々の共通した願いだろう。警察は引き続き状況の解明を急いでいるが、3週間という時間は、あまりにも長すぎた。
今はただ、心からの冥福を祈るほかない。あんなに元気に駆け回っていた子が、どうして。そんな思いが胸から離れないまま、また次の取材に向かわなければならないのが、この仕事の難しいところだ。