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宇野昌磨さん「ミラノのアイスダンスは……」後編で語る練習とSNS

宇野昌磨さんがミラノ五輪の見方、シングルとアイスダンスの練習感覚、SNSでの考え方や「人々の声」への思いを語った。

ミラノ五輪の“見どころ”は、宇野昌磨さんの中でなぜアイスダンスに寄ったのか。プロスケーターとして活動する宇野さんが、取材に応じた後編をMisryoumが伝える。

宇野さんは、今の練習についてシングルは「全くしてない」と明かしつつ、ショー前には一部取り組むことがあるとした。ジャンプやスピンといった技術面は、現地入り後の練習で整える感覚だとも語り、競技者時代に積み上げたものが“貯金”のように効いている可能性に触れた。

一方で、ジャンプを跳ばない期間への不安が頭をよぎるのは競技者時代の名残でもあるという。とはいえ、今は日々スケートに乗り、短い時間の調整で感覚が整っていくと説明し、練習の捉え方が変わったことを示した。

こうした練習観の違いは、表現の作り方にもつながる。結果を急ぐよりも、氷上での集中の配分をどう組み直すかが、いまの宇野さんの軸になっているようだ。

ミラノ五輪の視聴では「アイスダンスの方が見ましたね」と言い切った。トップ同士の技術はあまりに完成度が高く、“参考にならない”と感じるほどだとも。順位の順で見ても全員がうまく、フリーダンスでは組ごとの個性がはっきり出ている点が楽しさにつながったという。

宇野さんの話を聞くと、アイスダンスに惹かれる理由は技術の模倣ではなく、個性の見え方にあるように思える。技術が高度化したシングルとは対照的に、フリーダンスの“らしさ”が観客の感覚を掴むのだろう。

そのうえでシングルも最後まで見ていたとし、男子で崩れなかったのは優勝した選手と佐藤駿さんの名前を挙げた。さらに、以前アドバイスを送っていた佐藤さんについては、結果が出たことに自身の助言がどれほど寄与したかは「一つのキー」かもしれないとしつつ、結局は本人の力だという見方を示した。

SNSについてはXのフォロワーが伸びていることにも触れながら、「楽しくやってます」と淡々と受け止めた。エゴサーチもするのかという問いには、最近は検索機能が変わっていて求める形で見られないとした上で、「人々の声が聞きたい」と語る。感情の入っていない声は聞きたくないという考えが、発信の姿勢にも表れている。

Misryoumが注目したのは、宇野さんが“反応を読む”ことを行動の正解探しにしない点だ。ネガティブなコメントが来ても必要以上に気にするより、面白さとして捉えるというスタンスは、長く競技やショーの現場に立ってきた人ならではの距離感に見える。

最後に、アイスショー「アイスブレイブ」の続編に関しては「見る人を後悔させない」という確信があると述べた。今後も作り込みを進め、さまざまな活動を通じて楽しみにしてもらえる作品を増やしていきたいという。技術を磨くほど感動に近づくと語り、これからの“次の章”を待つよう呼びかけた。

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